匿名医師ブログ

こんにちは!匿名医師です、現役医師(専門医取得済)による日記です。一般の方からの質問に答えているのでちょっとずつ載せていきます。http://www.freelifedoctor.com/ よろしくお願いいたします!

ブラックジャックに学ぶこと。第2章 常識に縛られない!

第2章 常識に縛られない!

①「仕事に私情を持ち込むな!」
昔からよく言われる言葉ですが、本当にそうでしょうか。
多くの人は、好きな作業に夢中になったり、気の合う人をひいきしたり、苦手な作業を後回しにしたり、嫌いな人との仕事に気分が乗らないもの。
つまり、どんな仕事も結局は私情に満ちあふれているのです。
仕事は「私事」と自覚する!
「金にがめつい」と言われるブラック・ジャックですが、恩のある人、気に入った人は無料で治療することもありました。
「仕事だから」と冷たく割り切ることはしなかったのです。
気の合う人をひいきし、好きな作業に没頭する自分を責めないこと。
「誰とも付き合える」「どんな作業も楽しめる」そんな人はごく少数。
仕事は「私事」だと自覚すれば、優先するべきことも見えてくるはずです。
「仕事は仕事」と割り切らず、「仕事は『私事 』」と考え、自分が楽しくなる作業・人を優先すること。
ブライベートも仕事の時間も、どちらもあなたの人生だ。

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②評判のいい人が、必ずしも優れているわけではありません。
ごく少数の内輪に評価されているだけかもしれないからです。
大きな成果をあげれば、人の目につき、悪い評判も出てくるもの。
つまり、みんなの「いいね」を集める人より、敵からも話題にされる「賛否両論の人」こそ本物の実力者なのです。
全員賛成は小成功、両論が大成功!
ブラック・ジャックは、その技術力から「天才医師」と絶賛される一方、「金の亡者」「無免許医師」などと批判されることも多くありました。
しかし彼はそんな雑音を気にすることなく、
自分を信じ、命を救う仕事に没頭し続けたのです。
手塚治虫座右の銘として、こんな言葉を残しています。
「人を信じよ、しかしその100倍も自分を信じよ」
「どう思われるか」から自分を解放し、「どうしたいか」だけに集中すること。
賛否両論の噂が広まるのは、実力が認められてきた証だ。

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③マニュアルや規則は、本来「仕事を円滑に進めるためのルール」です。
でも、いつの間にか「ルールを守ることが仕事」になっていないでしょうか。
医師連盟から「ルールを守れ」と言われたブラック・ジャックはこんな言葉を残して立ち去っています。
「私は ルールってやつがきらいでしてね
ワクにはめられた医者になりたくないのです」
彼のルールは、医師連盟にではなく、自分の中にあったからです。
ルールは、「守る」より「作る」
既存のルールに対して「おかしい」と思った時は、ただの文句で終わらせず、自分でルールを作り、その上で結果を出すこと。
結果を見せて、自分の土俵に会社や相手を引っ張り込めば、仕事もさらにやりやすくなるはずです。
自分が一番働きやすい環境を作るために、自分でルールを作り、広め、更新していくこと。
ルールは、守る側より、作る側のほうが圧倒的に有利なのだ。

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④仕事をしていれば、気の合わない人、面倒な人と出会うもの。
しかし、その相手にいちいち時間を割いては、仕事は思い通りに回らず楽しくもありません。
ブラック・ジャックは、不当に訴えられても、泥棒に入られても仕返しをせず、相手と距離をとって関わらないようにします。
ネガティブな相手とは、すぐに関係を断ち切ってしまうのです。
「許さない」より「関わらない」
言い返したり仕返しをすれば、一時的にすっきりしても、次の仕返しを生み、やがて自分の周りが負の世界に染まってしまいます。
気の合わない人、面倒な人に対して「許せない」と思っても仕返しをするのではなく、相手について考える時間を減らすこと。
そして、自分がやるべきこと、やりたいことに時間を注ぎましょう。
ネガティブな感情を持ち続けるのは、本当に無駄なこと、自分の心を乱す人とは、早めに心の距離を置こう。
仕返しが生むのは、次の仕返しだけだ。

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⑤自分の行動の決定権は、いつだって自分にあります。
クライアントの理不尽な要望に「仕方ない」と嫌々応じるのも、上司の納得いかないアドバイスに「まあ、そうするか」と渋々うなずくのも、最後に「従う」と決断しているのは自分だからです。
ブラック・ジャックは、良い治療法が見つからない時、徹底的に自分と向き合い、考え尽くし、最後に手術を成功させています。
彼は安易に他人に頼らず、自分の中からわき上がる答えを探すのです。
一番の相談相手は「自分」
もちろん、悩みや失敗を自分1人で抱え込む必要はありません。
でも、不満を引きずらないために、あとで後悔しないために、「自分の行動は自分で最終判断を下している」としっかり自覚しましょう。
そして、どんな時も自分との打合せを何度も繰り返すことが大切です。
「どうするべきか」を他人に聞くのではなく、「どうしたいか」を自分自身に問いかけること。
必要なのは、「自分で決断した」という自覚と責任感だ。

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⑥自分を貫いて働ける人は、頭が柔らかい人。
「常識にとらわれなければチャンスは常にある」
という姿勢で、どんな逆境も乗り越えていくのです。
「常識外れ」が危機を救う!
ブラック・ジャックは肺塞栓の手術中、「塞栓は患者の体質が原因」と主張する酒鬼原先生の間違いを証明し、別の方法で手術を続けます。
それを「常識はずれだ」と批判する酒鬼原に、彼はこう返したのです。
「まともなオペをやっても先生は何度も失敗なさったのでしょう?だからこっちはまともじゃないオペをやるんです」
いつもの道が閉ざされた時こそ、新しい道が拓けるもの。
手塚治虫も、こんな言葉を残しています。
「とんでもないものを結びつけるとそこから面白いアイデアが出るんだ」
ギリギリまで追い込まれたピンチの状況は、
普段は思いもつかない新しい発想が生まれるチャンス。
「常識外れ」が勝負を決めることも多いのだ。

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⑦納得のいかない報酬で仕事を続けていては、必ず不満が溜まり、モチベーションも作業の質も下がってしまいます。
仕事の完成度を上げるためにも、報酬にはこだわるべきです。
アメリカの元軍人・ケネスを手術することになったブラック・ジャックは、彼に親を殺された子供に「お金目的」と批判された際、こう反論しています。
「金をもらうのがなぜ悪い?」
結果を出し、報酬をもらうのはプロとして当然だからです。
「お金が目当て」で何が悪い!
納得のいく報酬がもらえれば、「結果を出そう」という覚悟や、「失敗は許されない」という緊張感が生まれるもの。
自分をポジティブな意味で追い込むことができるのなら、「お金が目当て」はまったく悪いことではないのです。
たとえ自分で意識していなくても、見返り次第で仕事のモチベーションは上下してしまうもの。
良い報酬が緊張感を生み、仕事の完成度を高めるのだ。

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⑧自分が損をしてもいいから、相手の幸せを願う……。
それはなかなかできることではありません。
しかし、自分のためにも時には憎まれ役を買うことが必要です。
ブラック・ジャックは、「助手にしてほしい」と言う若い医師・伊東を、「おことわりだ」と言って追い返します。
「無免許」「がめつい」と批判される自分のようになることが、伊東にとって幸せだとは思えなかったからです。
好かれるだけが幸せじゃない!
相手のためになるなら、その場は嫌われる覚悟で行動すること。
自分にとって価値のある人なら、後でその意味を気づいてくれるはず。
厳しさという優しさは、長い目で見れば自分に幸せをもたらすのです。
相手の幸せのために、時には憎まれ役を買って出ること。
やがてその行動の意味を分かってくれる人だけが、「本当の仲間」として自分の周りに残るはずだ。

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⑨おいしいものを食べたり飲んだり、友達と遊んだり、趣味に没頭したり、お金を消費する時間は楽しいもの。
しかし、「消費する時間」だけを目的に働いていると、無意識に「仕事=嫌なこと・義務」という考えが心に根付いてしまいます。
「消費」より「供給」の喜びを!
ブラック・ジャックはある日、カイナン民主共和国の大使から、大統領を救ったお礼として宝石を受け取ります。
宝石を感慨深げに見つめる彼は「宝石を手に入れたこと」ではなく、「感謝されたこと」がうれしかったのです。
彼がやりがいを感じていたのは、「手に入れること」より「与えること」。
人は「自分のやりたいことを貫こう」と思えば思うほど、相手の喜ぶ顔を想像し、「人に供給する喜び」を優先するようになるのです。
自分が食べたり遊んだりして消費する楽しみより、「相手の喜ぶ顔を見る喜び」に価値を見出すこと。
「相手の喜び=自分の喜び」である人が、一番強いのだ。

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⑩お金でつながる関係は仕事の結果次第で切れやすく、親しい関係はしがらみにもなる。
人間関係は実に面倒くさいものです。
そこで大切なのは、たった1人でいいから信頼できる仲間を持つこと。
特定の仲間を作らない ブラック・ジャックでしたが、山田野先生とは親密な関係を築いていました。
先生からアドバイスをもらったり、時には先生の危機を救ったり。
ブラック・ジャックは彼を「恩師」と呼ぶほど慕っていたのです。
仲間は少なく絆は太く!
悩んでいる時、不安な時、天狗になりそうな時、素直に耳を傾けることができる絶対的な仲間を作っておくこと。
どんなにたくさんの細いパイプを持っていても、1本の太いパイプに勝るものはないのです。
心から信頼できる仲間を1人作り、大切にすること。
自分のことをよく知らない他人の言葉に振り回されるより、「この人が言うなら」と思える仲間の言葉に耳を傾けよう!

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